漫画PVは、動かすところと止めるところを先に決める
静止画を動画にするとき、全部を動かそうとすると作業が増えます。人物も背景も文字も動いていると、見せたい表情を読む時間まで短くなる。私は、最初に「ここを見てほしい」と決めて、その周りの動きを考えたいです。
静止画を動画にするとき、全部を動かそうとすると作業が増えます。人物も背景も文字も動いていると、見せたい表情を読む時間まで短くなる。私は、最初に「ここを見てほしい」と決めて、その周りの動きを考えたいです。
Vook schoolの漫画PVに関する解説では、素材分け、動きの緩急、見せる範囲を変える方法などが紹介されています。機能の数をそのまま一本の動画へ盛り込むより、どの場面に何を使うのかを選ぶ読み方ができそうです。
例えば、主人公が手を振る紹介動画。最初から全身を大きく変形させるより、体を止めて、腕だけ動かす案を試します。表情を見せたい場面では、名前の文字も止める。画面を見た人が、腕の動きから顔へ自然に視線を移せるかを確認します。
After Effectsのパペットは、絵に置いたピンを動かして、一部を変形させる機能です。Adobeの公式説明では、動かす部分に必要なピンを置き、使う数をなるべく少なくする方法が案内されています。細かく制御しようとピンを増やしすぎると、自然な変形が難しくなるという説明もあります。
作業は、まず短い一場面だけで試すと比較しやすいです。腕の動きが大きい案、小さい案、体を少しだけ動かす案。音楽や背景の演出を後から足す前に、顔や服の線が不自然に曲がっていないかを見る。修正する場所が少ないうちに、使える動きの範囲を探します。
同じ速度でずっと動かす必要もありません。登場するときに動き、名前を読む間は止まり、次の場面へ進む直前にまた動く。読む時間と、見せる動きの時間を分けると、文字の内容も確認しやすくなります。
最後はスマホの大きさで再生します。編集画面では気にならなかった揺れが目立たないか、キャラクターより文字の動きばかり見ていないか。自分が加えた演出の数より、見せたかった表情や場面を思い出せるかで選びたいです。