Xで1万回表示されても、1万人に届いたとは言えない
例えば、ポストの表示回数が1万回を超えたとします。レポートに「1万人に届いた」と書きたくなるところですが、その言い方では集計しているものが変わります。同じ人が繰り返し見た分も含むため、表示回数から人数は出せません。
例えば、ポストの表示回数が1万回を超えたとします。レポートに「1万人に届いた」と書きたくなるところですが、その言い方では集計しているものが変わります。同じ人が繰り返し見た分も含むため、表示回数から人数は出せません。
Xの表示回数に関する説明では、同じポストを複数回見た場合も数えることがあり、投稿者本人の閲覧も含むとされています。公開ポストの横に出る数字は、そのポストが表示された回数として読みたいです。管理画面から取得したインプレッションや、別のSNSのリーチを、名前の近さだけで同じ列に並べるのも避けます。
私は、数字を大きく見せるより、何を数えたかが伝わる表をつくりたい。表の見出しが「届いた人」なら人数の値を置く。「表示回数」なら回数を置く。それだけでも、月次の振り返りで話がかみ合いやすくなります。
いいね率にも同じ話があります。例えば、公開の表示回数が10,000回、いいねが200件なら、いいね数を公開の表示回数で割って100を掛けると2%です。この式で言えるのは、表示回数に対するいいね数の比率。「見た人の2%がいいねした」とは言えません。分母が人数ではないからです。
返信やリポストを含めて計算するなら、何を足したのかも残します。クリックなどを含む公式のエンゲージメント率と、公開値から自分で計算した率では、集計する操作が違います。同じ「反応率」という見出しにまとめると、後で数字の差を説明しづらくなる。
実際の表では、投稿日、数値を確認した日時、取得元を一緒に残します。表示回数を取れないポストは空欄にし、率も計算しない。ゼロを入れると、見られなかったポストと、数値を確認できなかったポストが混ざります。
数字の読み方を説明する一文は、表の近くにあれば十分です。「いいね率=いいね数÷公開の表示回数×100」と書き、公式のエンゲージメント率とは集計範囲が異なることを短く添える。次に同じ表を読む人が、計算をたどれる状態にしておきたいです。