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動画編集

商品を渡す一瞬から、ショートドラマのカットを考える

商品を大きく映しても、使う理由まで伝わるとは限りません。じゃがりこの卒業期の企画を参考に、渡す人、受け取る人、その直前の出来事から映像を考えます。

商品を紹介する短い動画で、パッケージと特徴の説明だけが続いてしまう。そんなときは、その商品を人に渡す場面から考える方法があります。誰が、誰に、どんな理由で渡すのかを決めると、商品が映るまでに必要なカットも選びやすくなります。

じゃがりこの『あげりこ学園-卒業篇-』は、卒業を題材に、じゃがりこを人に贈る体験を短いドラマとして展開した企画です。商品にメッセージを添えるサービスの告知と、贈る場面を組み合わせています。ここから参考にしたいのは、商品を渡す理由が物語の中にある点です。

自社で制作する際は、最初に商品の説明を全部並べるのではなく、見終えた人に覚えてほしい利用場面を一つ書き出します。以下は制作を考えるための仮の例です。別の部署へ異動する同僚にお菓子を渡す動画なら、相手に助けてもらった仕事の跡や、最後の日の机など、渡す理由が分かる画を先に候補にします。商品の成分や味を、この一本で全部説明する必要があるかも検討できます。

カットの候補は、渡す直前、渡す手元、受け取った相手の変化の順に書き出します。相手の表情を長く映すか、手元だけで伝えるかは、出演者と撮影条件に合わせて決めます。冒頭から見ても相手との関係が分かるか、商品を渡す場面に理由があるかを、絵コンテの段階で確認してください。

編集では、同じ感情を説明するセリフとテロップが重なっていないかを見ます。手元の動きで渡したことが分かるなら、その動作を文章でも言い直す必要があるかを検討します。商品名やサービスの利用方法など、画だけでは伝わらない情報には文字を残します。無音でも必要な意味を追えるかを確認し、読めない速さでテロップを切り替えないようにします。

このように、商品の用途を人の行動と一緒に見せる案を、撮影前に具体化します。公開後は、商品を渡す場面まで視聴されているか、コメントで利用場面が語られているかなど、今回伝えたかった内容に合う項目を確認します。