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創作

動くキャラクターは、隠れている部分も描いておく

一枚の絵として完成していても、キャラクターを動かすと足りない部分が見つかります。髪が揺れたら、その下の顔が必要になる。腕を動かしたら、隠れていた服が見える。動画にする予定があるなら、見えている絵の外側まで考えておきたいです。

一枚の絵として完成していても、キャラクターを動かすと足りない部分が見つかります。髪が揺れたら、その下の顔が必要になる。腕を動かしたら、隠れていた服が見える。動画にする予定があるなら、見えている絵の外側まで考えておきたいです。

白玉饅頭さんのVTuber制作記録では、目のパーツを用意した後に、重ねた状態で扱えるPSDをつくる工程が書かれています。パーツの画像がそろった段階と、次のソフトへ渡す段階の違いが読める記事でした。

PSDは、レイヤーを残して保存できる画像の形式です。Live2Dの素材分けに関する公式説明でも、動かすイラストをパーツに分け、動いたときに見える箇所を描き足す考え方が説明されています。見えている範囲だけ切り抜くと、移動したときにつながりが途切れるためです。

私は、絵を描き始める前に、最初に使う動きを少なく決めたい。例えば、まばたき、首を少し傾ける、腕を振る。この三つだけでも、どのパーツを分けるか、どこを描き足すかが変わります。後から何でも動かそうとすると、完成した線を切り直す作業が増えやすいです。

素材を渡すときには、完成した見た目が分かる一枚と、各パーツを残したデータを用意します。名前は右目、左目、前髪など、作業する人が区別できるものにする。左右がキャラクター側の左右なのか、画面から見た左右なのかも、見本でそろえておきます。

動かす担当者へ渡す前に、パーツを少しずらして確認する方法もあります。髪を動かした場所に穴ができないか、腕の下に背景の色が残っていないか。静止した完成図を見ていると分かりづらい部分を、作業中に見つけられます。

最初から細かい動きを全部つくるより、短い動作を一つ完成させる。その動きで必要になった素材を把握してから、表情や動作を増やす。SNSで使うキャラクターなら、毎回描き直す箇所と、繰り返し使える箇所も判断しやすくなります。