横動画を縦にするなら、顔のほかに残すものを決めておく
横向きのインタビューを縦動画にすると、話している人の顔は収まっても、手元の商品が画面から消えることがあります。人物を中央に置けたかだけで確認を終えると、話の意味に必要なものを切ってしまいます。
横向きのインタビューを縦動画にすると、話している人の顔は収まっても、手元の商品が画面から消えることがあります。人物を中央に置けたかだけで確認を終えると、話の意味に必要なものを切ってしまいます。
Adobeの自動リフレームの説明では、動画の動きを解析し、異なる縦横比に合わせて画面内の位置を調整する機能が紹介されています。画面の比率を変える作業を助ける機能として使い、何を伝えるかの判断は編集時に残しておきたいです。
例えば、社員が工具の握り方を説明する場面なら、顔よりも指の位置が必要かもしれません。二人が商品の大きさを比べているなら、片方だけを大きく映すと比較が成立しない。切り出す前に、各場面で残す対象をメモしておくと、確認する場所が明確になります。
私なら、横動画を最後まで縦にしてから見るより、先に三種類の場面を選びます。人物だけの場面、手元を見せる場面、複数人が同時に動く場面です。ここで切り出し方を確かめれば、同じ映像に一律の設定を当てたときの不都合に気づきやすい。
字幕も別に確認します。話者を追って画面が動いても、字幕の意味は追いかけてくれません。人の名前が反対側に残ったり、指示した物と説明文が離れたりしていないかを見る。静止画で収まっていても、再生中に読みづらいことがあるためです。
撮影前から縦への転用が決まっているなら、端に大事な物を置かない、説明する物を顔から離しすぎない、といった準備もできます。ただし、二人の関係を見せる横画面まで狭く撮る必要はありません。横で残す映像と、縦用に撮り足す短いカットを分ける選択もあります。
書き出したら、実際の大きさに近いスマートフォン画面で通して見ます。「何を説明しているか」が音声なしでも画面から分かるか。必要な物が消えていたら、その場面だけ位置を直すか、別のカットへ変更します。