前年のコメントを、今年の記念日ポストの続きにする
記念日の投稿案を毎年ゼロから探す前に、前回寄せられた希望を読み返します。明治の猫の日の事例から、コメントを次の企画に使う際の具体的な確認点を考えます。
今年の猫の日は何を出そう。前年と同じ商品、同じ記念日で企画を考えるなら、まず前回のコメント欄を読み返してみてください。そこで出ていた希望を、今年の投稿で扱えることがあります。
コムニコが紹介した明治の事例は、エッセル スーパーカップの猫の日の発信です。前年に寄せられた茶トラ猫のリクエストを、2026年のパッケージ画像へ取り入れています。実際のポストは、過去の会話から次の表現を考える例として参照できます。紹介記事には、この工夫による売上や反応数の具体値は掲載されていません。
ここから自社で試すなら、コメントをそのまま大量に一覧にするより、希望の内容を短く分けて保存すると使いやすくなります。「別の色が見たい」「この商品でも見たい」「以前の企画をもう一度」など、何を変えてほしいのかが分かる言葉でまとめます。元のURLと確認した日も残しておきます。
次の企画会議では、各案に「前回どんな声があったか」と「今回は何を返すか」を一行ずつ添えます。たとえば、色の追加を求める声なら、実際に追加できるのか、投稿上の表現として扱うのかを担当部署と確認します。商品化の予定がない案を、発売予告のように見せないことも必要です。
利用者の文面や写真を投稿内に掲載する場合は、利用の許可や社内の方針を確認してください。誰か一人の言葉を、多くの利用者の総意として紹介するのも避けます。声の数が確認できない場合は、「たくさんの声」と大きくまとめず、確認した内容を具体的に示すほうが正確です。
公開後は、いいねやリポストの件数に加えて、前回の話題を覚えている返信や、新たな希望が出ているかを読みます。そこに次の回で扱える内容があれば、また元のポストと一緒に保存しておく。この作業なら、記念日のたびに過去の会話を探し直す手間も減らせます。
毎年の発信を続けるアカウントには、過去に寄せられた具体的な声があります。企画づくりには、その声を読む時間も含めてください。初めて見る人へ説明しながら、以前から見ている人にも続きが分かる投稿を考えられます。