企業のポストに親しみを出すなら、読者の日常から書こう
企業のポストを親しみやすくしたい。語尾を変えたり、絵文字を増やしたりしていませんか。商品の説明だけでは、口調を変えても距離は縮まりにくいもの。読者が仕事で困る場面から書き始めると、自分に関係のある話だと伝わります。
企業のポストを親しみやすくしたい。語尾を「です」から「だよ」に変え、絵文字も増やす。それでも、商品の説明ばかりだと堅さが残ります。読者が仕事で困る場面から書き始めてみませんか。
井口宏大さんの文章のトーンについてのコラムでは、相手や場面に合わせた言葉の使い方を紹介しています。口調を親しみやすくしても、話題が相手の関心とずれていたら読んでもらいづらい。SNSでは、何を話すかも一緒に考えたいところです。
例えば、オフィス向けの清掃サービス。 「清潔な環境づくりをサポートします」でも、サービスの内容は伝わります。 「会議が続いた日の夕方、机の輪じみだけ残っていませんか」 こう書くと、管理者が普段目にする場面を思い浮かべられるでしょう。
そのあとに、汚れが残る理由や手入れの方法を続ける。担当者のキャラに頼りきらず、読者の仕事を分かっている文章にできます。
困りごとを大げさに書かない
「もう限界!」「毎日地獄!」と書けば、目に留まるかもしれません。本人がそこまで困っていなければ、強い言葉が違和感にもなります。日々の小さな手間を、そのまま書いてみましょう。
「片付ける頃には、次の会議の人が来てしまう」 「掃除したいけど、お客様が途切れない」 こうした場面からも、仕事の忙しさは伝わります。怒りや不満を大きく見せる必要はありません。
冗談を入れるなら、誰のことを笑いにしているかも確認したい。お客様の失敗と、担当者自身の慌てた一面では、受け取られ方が違います。面白いかどうかに加え、企業の立場で書いてよい内容かも見直してください。
書き終えたら、絵文字をいったん外して読んでみる。相手の状況を思い浮かべられる文章なら、話題そのものに親しみが出ています。口調や絵文字は、最後に必要な分だけ足してみましょう。