流行の内輪ネタを広告に借りるなら、初見でも分かる着地を残す
SNSで知られた人物や言葉を広告へ持ち込んでも、元の話題を知らない人はいます。元ネタの面白さと、商品名や利用場面を別々に確認します。
SNSで話題になった人物や言葉を広告へ取り入れると、知っている人には発見があります。ただし、元の話題を知らない人にまで、同じ面白さが届くとは限りません。広告だけを見ても、何のサービスか分かる着地を残したいところです。
AdverTimes.が2026年10月16日に紹介したカーセンサーのCMでは、CANDY TUNEを起用し、『Choo Choo TRAIN』のロールダンスと、中古車を選ぶ意味の『Choose』を重ねています。立花琴未さんがSNSで知られた『湯切り』の要素も映像に入れています。記事はCMの内容と狙いを紹介したもので、このCMによる利用者数や売上の変化は掲載していません。
企画を参考にするときは、元ネタを三段階で読みます。まず、初めて見る人にも分かる動きや言葉。次に、知っている人だけが気付く要素。最後に、商品やサービスへ戻る言葉です。三つ目が弱いと、出演者や元ネタだけが記憶に残り、広告主が伝えたい内容が離れてしまいます。
短い動画なら、元ネタの説明を長く加える必要はありません。商品名、利用場面、選ぶ理由のうち、少なくとも一つを画面と音声の両方で確認します。音を出さずに見る人にもサービス名が読めるか、出演者を知らない人にも最後の一言が通じるかを試してください。
公開後は、動画の再生数だけで判断せず、商品名を含むコメント、サービスページへの移動、指名での検索など、企画の目的に合う項目を確認します。元ネタへの反応と、商品への関心を分けて記録すれば、次回も同じ流行を追うのか、伝え方を変えるのかを判断しやすくなります。